FAQ

観測ロケットを打ち上げるのはなぜですか?

ロケットについて

地球と宇宙との境界を観測する、とても重要な手段だからです。
気球が到達可能な高度は約50kmまでで、人工衛星の多くは高度250km以上を飛んでいるため、その間の領域を直接測定できるのは観測ロケットだけです。

観測ロケットは、この高度にある中間圏や熱圏、電離圏と呼ばれる空間に存在する希薄な大気の様子やプラズマに関する現象を観測する最も効率的な方法として幅広く利用されています。
また、人工衛星を打ち上げるよりもはるかにコストが安く開発期間も短縮できるため毎年全国の大学などの研究者が提案した先鋭的・萌芽的な実験や機器が搭載されて検証を行う手段としても適しています。