FAQ

「こうのとり」が大気圏に再突入して燃え尽きる様子を日本から見ることはできますか?

国際宇宙ステーションについて

「こうのとり」は、南太平洋上に落下させるため、ニュージーランド東の海上上空辺りで大気圏に突入させます。
日本からは南半球の空を見ることができないので、大気圏に突入する「こうのとり」の様子を見ることはできません。

「こうのとり」を大気圏再突入させる手順としては、「こうのとり」のスラスタ(小型のエンジン)を噴射して軌道制御を行い、
これまで飛行していた地球周回軌道を離脱する地点を遠地点、落下予定地点を近地点とする長楕円軌道に投入します。そして、ニュージーランド東の海上上空辺りで大気圏(高度120km)に再突入し、中間圏(高度80km)で空力加熱による機体の破壊(溶融分解)が始まり、最後まで融解されずに残った破片が南太平洋上へ落下します。

ロシアのプログレス補給船欧州補給機(Automated Transfer Vehicle:ATV)も、同様に南太平洋上に落下させるため、大気圏に再突入する様子を日本から見ることはできません。

なお、「こうのとり」や他の宇宙機を南太平洋上へ落下させるのは、機体の破片が人や建物に被害を与えることを防ぐためです。落下が予測されるエリアは、人が住んでいる島などがなく、船舶の航行に適さない海域が選択されています。